10月2日、Netflixで美容整形をテーマにしたドラマ『ダウンタイム』を見ながら、コンプレックスや、今の自分を認めることについて考えていた。
僕は整形をしようと思ったことがないので、そこに向かう人の気持ちはわからないところがある。ただ、ドラマの中で描かれる人たちを見ていると、外見を変えたいという気持ちの奥にあるものが気になった。
命より大事なものがある、という患者の気持ちに戸惑う
主人公は、もともと病院で働いていたが、訳あって美容整形の会社で働くことになった医師だ。
病院に来る人は、病気を治したくて来る。それに対して、このドラマには「死んでもいいから綺麗になりたい」「整形できるなら、その後はどうなってもいい」というくらいの気持ちで来る人が描かれている。
命以上に大事な何かがあって、今、整形をしたい。その考え方や価値観と、それまで病院で接していた患者とのギャップに、主人公は戸惑う。
僕も見ながら、美容整形をする人にはこういう気持ちもあるのか、と感じた。
外見を変えて前向きになる一方で、本当の自分との距離もある
ドラマの中で整形をしに来る人たちに共通しているのは、それぞれコンプレックスを抱えていることだ。
整形する前は内向的で、誰からも相手にされないようだった女の子が、整形をして前向きになり、明るくなる。人が変わったようになる、という描写もある。
一方で、名前も経歴も、本当の自分とは違うもので固めて生きていくような面も描かれている。
コンプレックスを解消するために、命までかけようとする。その姿を見ていると、現代の社会の暗い部分のようなものもあるのかなと思った。
良い悪いでもなく整形をすることが普通になったらいいのかもしれないし、正解はわからない。
「今の自分でいい」と認められる社会になればいい
コンプレックスの奥には、自分で認められない何かや、誰かに承認されていないと感じる何かがあるのかもしれない。
「自分はこんなはずではない」「もっとこうなりたい」。そういう気持ちが、美容整形の扉を叩くことにつながるのかなと思う。
これはドラマを見ながら僕が感じたことで、実際に整形を選ぶ人の気持ちがわかったわけではない。それでも、今の自分を認められない、何かに承認されていないと不安になる。そういう社会には、何か問題があるのかもしれないと考えた。
もっと「今の自分は自分でいい」と認められる社会になればいい。ドラマを見ながら、そんなことを思った。