
どーも、冨安です。
先日の記事
日本NO1の直線道路の長さを持つ町!?北海道、奈井江町はコンパクトで住民に優しそうな町だった! – とみやすブログ
に続き、奈井江町周辺の空知郡巡りのレポート第2弾です。
こちらの東さんに同行させてもらい、フラフラとしてました。
東 大史 Taishi AZUMA(@taishibrian)さん | Twitter

札幌から1時間あれば行ける好立地。「神内ファーム21」
今回は、 北海道浦臼町にある「神内ファーム21」という農園を紹介します。
赤毛和牛の飼育、なぜか北海道でマンゴー生産から直営店販売まで6次産業化をぬかりなくやっている日本屈指の大規模ファームです!
農園や直営所に足を運んだので紹介します。
神内ファーム21

神内ファーム21は、北海道浦臼町に総面積1630ヘクタールという広大な敷地を持つ、日本有数の大規模ファームです。
東京ドーム130個分らしい!

「克冬制夏」というミッションを掲げ、マンゴーをはじめ南国フルーツを生産するなど常人では考えられないチャレンジをしています。
北海道の未来を切り開くチャレンジをしている農園だと思います。

札幌から1時間ほどで行ける、まあまあな好立地に位置します。

先日紹介した奈井江町からは10分くらいだったかな?
神内ファームを見た後は、神内ファーム直売所も入っている砂川ハイウェイオアシスへ向かいました。
創業者は、消費者金融「プロミス」の元社長神内良一氏!
この「神内ファーム21」は、創業者がかの有名な消費者金融「プロミス」の元社長の神内良一氏です。
「プロミス」の会長引退後に、私財を投じて広大な土地を取得し、起業して誕生しています。

研修施設、ハウスの設備、研究所など様々な設備環境が整っています。
力を持っている人が動くと、違いますね。
もともと神内良一氏は、北海道での農業を若い時に夢見ていたらしく、
プロミス会長引退を機会に起業したそうです。
89歳になるけども、今なおチャレンジを続けている半端ない方です。
神内氏はプロミス時代は、リボルビングシステムという当時では画期的システムを開発しています。
リボ払い、とか当たり前になってますが、生みの親だったんですね。
北海道で南国フルーツを生産するという、
逆張りすぎる発想も過去の経歴を見てたら、
なるほど・・こういう人じゃないと思い付かないし実行できないよな・・。
と勝手に納得しました(笑)
僕みたいな凡人では、北海道なら寒冷な気候にあった農産物つくろうって発想にしかなりません。
よし!北海道で南国のフルーツを生産しよう!
ってなりますか?笑
抜かりない印象の「神内ファーム21」の6次産業化
大規模ファームの「神内ファーム21」は、自らの敷地内で
生産、加工、販売、観光まで抜かりなくやっている印象です。
寒い北海道でマンゴー、パパイヤなど南国系果実の栽培。


かなり頑丈な作りのビニールハウス。
中の詳細まで分かりませんが、かなり工夫が凝らされているようです。
太陽光や地中熱、氷蓄熱などの技術で温度管理はされているそう。
1棟で1億程度だとか・・。
生産するまでもコストどれくらいかかるんでしょうね?
徹底的に温度管理により「克冬制夏」を実現して、既にマンゴーなどは商品も市場に出回っています。
バナナもつくってるらしい!
北海道産バナナ・・。
きっと違和感を感じるからこそ、実現すればイノベーションなんでしょう。
神内ファーム21フェイスブックページより

神内赤毛和牛の敷地内の伸び伸びとした様子。


羊も。
デントコーン栽培も行っており、肥料の自給率を高める取り組みも行っているとのことで
敷地内でエネルギーや肥料含めて、自給率を高める方向性なんだと思います。
近隣の奈井江町には、下水処理施設や火力発電所から出る排熱があり、
高付加価値なマンゴーの生産に、排熱を利活用する検討も始めています。
北海道の穴場観光スポット!菜園付きコテージで長期滞在も可能。
ありとあらゆることをやっている「神内ファーム21」。
観光にも力を入れています。

これは菜園付きコテージ。
コテージの後ろに畑があります。

広大な自然の中にあるので、すごく気持ちいいでしょうね!
人の出入りも、そんななさそうなので落ち着いて過ごせると思われます。
1ヶ月でコテージ5万
菜園は50㎡で1万。
その他水道光熱費など実費!
これで1ヶ月、あの施設泊まれるなら安いですよね。
乗馬体験、収穫体験、果物狩り体験いろいろやっているようです!
他にもラベンダー畑なども。
神内ファーム21フェイスブックページより

コテージは出来たばかりで客足良くないようでしたが、場所はTHE北海道!!だと思います。
幅広いアクティビティやってるし、敷地内の施設活用したら本当にここで何でもできそう。
浦臼町や神内ファーム21の知名度がまだ低いから、コテージはがらがらだったのかなと思いました。
知名度上がったら、富良野超えるくらいのポテンシャルありそうな場所だと感じました。
会長も会長ですし。
今後に注目したいですね!
神内ファーム直営店、砂川ハイウェイオアシスへ!
一通り施設内を回った後は、神内ファーム21の直営店がある砂川ハイウェイオアシスに行きました。

車で15分くらいだったかな?
砂川ハイウェイオアシスは、砂川サービスエリアに隣接して高速からも上下線からも行くことができます。
北海道各地の名産が集まり、僕らが行った時もお客さんで賑わっていました。

砂川ハイウェイオアシス内に、神内ファーム21も出店しています。



伝説の北海道産マンゴー。
マンゴーって黄色いイメージですけど、外見は赤いんですね。
フィリピンのマンゴー黄色かった記憶あるけど、どうだったかなあ。品種の問題??

だいたい1玉入り1パック2000円ー3000円という価格。
生産コスト的に、もっと高いかと思ってたけど思ったより安いです。
徹底的に管理されてる分、糖度の仕上がりは南国本家を超えるものもあります。

さらに凄いのが、マンゴーだけでなく他の農産物も幅広くズラッと並んでいるところ。


色々売ってます。
どんだけ多品種生産してるんでしょうか?

いも甘くてうまかった!


カレーや缶詰めなど加工品も充実。
さらにオンラインショップも運営しており、広告もバッチリ打っていたりしてホント抜け目ないなあと思います。
あか毛和牛専門店 :神内ファーム21オンラインショップ

浦臼町では、いしちゃんキッチンというお店で神内赤毛和牛を食べることが出来ます。
ぐるなび – いしちゃんキッチン(夕張・岩見沢/カレー)



脂身が少なくて、旨みがしっかりしている印象でした!
僕の味覚は何でも美味しく頂けてしまうので、当てになりませんが笑
これから要チェック!浦臼町「神内ファーム21」
というわけで、簡単に「神内ファーム21」を紹介してきましたがいかがでしょうか?
北海道でマンゴーを生産する辺り、賛否両論ありそうです。
本来その土地にあっていない農産物をあえてつくってますから。
北海道でコストかけて、マンゴーつくる必要ないでしょ!?
とは誰もが思うことですが、ここをあえて逆張りでガンガンいっている「神内ファーム21」をかっこいいなと思いますし、
イノベーションはこうした場所で生まれるのかなと思いました。
北海道でマンゴーは常人の発想じゃない(笑)
実行力も常人じゃないですよね。
そんな浦臼町「神内ファーム21」!
まだまだ知名度は低いですが、どうなるのか楽しみですね(^^)
もしかしたら「神内ファーム21」の取り組みが未来の北海道農業の姿だったりするのかもしれません。