どーも、冨安です。
最近認知症の方とよく一緒におりまして、これまで考えないことをよく考えるようになりました。
認知症の方は直近の記憶からものを忘れて、一方で昔のことはよく覚えています。
例えば最近会ったばかりの僕のことはなかなか覚えず、毎日が初対面のような会話になります。
多くの行動が意識的ではなく無意識にやっているようにも見えます。
人は年齢を重ねると子供に戻るものなのか
3才くらいの子供はなにかを意識的にやっているより、無意識でやってることが多いのではないかと想像します。
そして大人が介助しないとできることもまだまだ少ない。
たぶん3才くらいまでの子供と認知症の方は結構似ているのではと思います。
新しいことをどんどん覚えていく子供と忘れていく高齢者。未来長い子とそう長くない高齢者と先行きに違いはありますが。
今だけみれば似ている気がします。
例えば子供と認知症の方で共通していると感じるのが笑顔です。
子供の笑顔は屈託がないですよね。
認知症の方もそのときの雰囲気や気分でニッコリと笑うことがあります。
なんというか普段から裏表がないので、認知症の方と子供の笑顔は同じ感じがします。
屈託がない認知症の方の笑顔は素敵ですよ。
何に笑ってるかよく分かりませんが。
子供が笑うとその場全体に笑顔が生まれるように、たまに認知症の利用者が笑うとその場全体に笑いが生まれいい空気感になります。
売りたくないモノを売っているセールスマンの笑顔とは大きく異なります。
施設にいる認知症の方、明日になったら今日のこともだいたい忘れられてますけどね。
今日のことを明日には忘れて毎日リセットされるのはそれはそれでいいですよね。