認知症になる人、ならない人の違いは何か?

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どーも、冨安です。

認知症 話す言葉でなく声に反応する人

人生初の介護業務。認知症と非言語コミュニケーションについて

初めての介護シリーズ。働きながら色々と考えているのですが今日は

認知症になる人とならない人の違いは何なんだろうか?

ということを考えていました。

今暮らしてる上山では80歳を超えても元気に畑で作業をして頭もしっかりされてる方がたくさんいます。

一方で働くグループホームには、60代でも体に不自由なところがあり認知症という方もいらっしゃいます。

一体この違いはどこから出てくるんだろうなと働きながら考えていました。

老化する自分を素直に受け入れられない?

こちらの本を参考に考えてみます。

認知症が発症する要因について下記のように書いています。

・「認知症」が「脳の病変を原因とする病気」であれば、進行するにはある程度の年月がかかるはずです。まして、一夜にして「認知症」になることなど、ありえません。しかし、現実には、一夜にして「認知症」になることが珍しくないのです。  その原因は、入院です。入院すると、発病による急性期の激しい変化に反応するのが精いっぱいという時期が一段落したとき、老人は環境の激変に直面します。

・ところが、入院すると、住み慣れた自宅の天井や壁のかわりに、見慣れない病院の白い天井と壁に囲まれます。そこで老人は、自分を確認するために、住み慣れた空間をさがし求めようとゴソゴソ動き回りゴソゴソ動くと、看護職によって手足を 縛られます。すると、老人はあっという間に世界への信頼感を失い、目がトロンとなってしまうのです。

・「認知症」は、老いていく自分を認めることができなくなったことから起きる、と考えるのが一番だろうと私は思います。老いていく自分を認められない老人が、障害による機能低下、人間関係の変化などをきっかけとして起こす「自分との関係障害」

・老人とは、老化にともなうさまざまな変化に適応しながら生活している人たちです。そして、認知症老人とは、老化という人生の困難な課題に直面してそれに適応できず、人間的な反応をしてしまった人たちです。  この適応が困難な人に環境の変化が重なると、事態はけっしてよい方向へ向かいません。惚けが重くなり、問題行動が激しく出ることはまちがいないでしょう。

認知症になる1つの要因が

老化という人生の困難な課題に直面してそれに適応できず、人間的な反応をしてしまった人たち

と本書では述べられています。

心理学で「認知不協和」という言葉があり、これが1つのヒントになりそうです。

認知的不協和 – Wikipedia

 認知的不協和(にんちてきふきょうわ、cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。

不協和の存在は、その不協和を低減させるか除去するために、なんらかの圧力を起こす。つまり、複数(通常は二つ)の要素の間に不協和が存在する場合、一方の要素を変化させることによって不協和な状態を低減または除去することができる。不協和を低減させる圧力の強弱は、不協和の大きさの関数である。つまり、認知的不協和の度合いが大きければ、不協和を低減させる圧力はその度合いに応じて大きくなる。

認知的不協和 – Wikipediaより

老化による身体機能の低下や環境の変化により、自身では受け入れない何かが出てくる。

こんなはずないと思いながら理想と現実は離れていく。

そこで自身を素直に認めず、周囲とも軋轢が出てくる。

こうしたことが少しずつ重なり自身を見る目も社会を見る目も歪み、心も脳もおかしくなっていくのかもしれません。

そして心の歪みは私生活食生活の乱れにつながり身体機能の低下に繋がる。

心身のバランスの乱れ

心身のバランスがとれなくなることも要因として大きいと思います。

上山いるおじいおばあは外にでてよく畑作業をされています。なぜそこまでやるんですかと言いたくなるほどに。それでも昔のように体が動かないと言われる方も多いです。

認知症でグループホームにいる方

上山で畑仕事をしてる方

両者を比較して、太陽の下で体を動かすことってめっちゃ大事なんじゃないかなーって思うんですよね。

病気やケガがあると身体的に不自由になると外に出ることが難しくなります。

そこでずーっと家に引きこもっていれば身体機能は低下するし、家にしかいないとふさぎ込んできます。

逆もしかりで環境の変化などにより精神的に参ることがあり身体を動かさなくなり、脳機能や身体機能が低下していくこともあるかもしれません。

心身のバランスよく日常を過ごすことが大事なんだろうと思います。

上記書籍の記載をもう1回。

「認知症」が「脳の病変を原因とする病気」であれば、進行するにはある程度の年月がかかるはずです。まして、一夜にして「認知症」になることなど、ありえません。しかし、現実には、一夜にして「認知症」になることが珍しくないのです。  その原因は、入院です。入院すると、発病による急性期の激しい変化に反応するのが精いっぱいという時期が一段落したとき、老人は環境の激変に直面します。

・ところが、入院すると、住み慣れた自宅の天井や壁のかわりに、見慣れない病院の白い天井と壁に囲まれます。そこで老人は、自分を確認するために、住み慣れた空間をさがし求めようとゴソゴソ動き回りゴソゴソ動くと、看護職によって手足を 縛られます。すると、老人はあっという間に世界への信頼感を失い、目がトロンとなってしまうのです。

これは今介護施設にいると確かに・・・と感じます。

利用者は基本的に施設の中から出ることはなく、外界との交わりはほとんどなさそうです。

外に出ることなくずっと同じ場所にいれば、

いま一体自分がどこにいるのか?

いまは一体いつなのか?

季節感も何もなくなっていき認知症は加速していくんだろうと思います。

1つの施設でしか働いてないのでよく分かりませんがこんなもんなんですかね。安全面とかから外に出すのは難しいのかもですが。

若い人にも当てはまる話。

認知症になる要因としてざっくりと

①老化による自己矛盾から生まれる自分とのギャップ

②心身のバランスの乱れ

ということを挙げました。

これは認知症に限らず若い人にも当てはまるんじゃないでしょうか。

社会のなかで現実と理想のギャップに苦しみ自分を誤魔化し続けていくことが、うつ病など精神疾患の原因だと思います。

不健康な暮らしをおくって身体がダメになっていき、精神疾患を患う方もいるかもしれません。

認知症と鬱病はそんなに変わらないんじゃないでしょうか。

またご高齢かどうかに限らず、若くてもずっと入院生活やグループホームでの生活が続いたら、

いま一体自分がどこにいるのか?

いまは一体いつなのか?

僕だったら分からなくなります。

「あれ、そういえば自分がこんなとこで何やってんだっけ?でも逃げられもしないしいっか。」

みたいな所で落ち着き、身体機能も脳機能も緩やかに低下しそうです。3年経ったら社会復帰は無理でしょうね。寝たきりになってる自信があります。

太陽の下でよく身体を動かし、よく食べ、よく眠ることが大事なんでしょうね。

いくつになっても。

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