どーも、冨安です。
岡山県美作市上山に移住してから1週間ちょっとが経ちました。バタバタっとしてたらあっという間に時間は過ぎますね・・・!
若き23才オーナーがいるキャンプ場【大芦高原キャンプ場 -Oh Ashi Forest-】上山移住日記①
上山は長く棚田の伝統や歴史が引き継がれている地域。耕作放棄地が増えていたところを、移住者を中心に棚田再生の取り組みが行われています。
野焼きと防火帯づくり
4月4日は初めての作業を2つ経験しました!
①野焼き
②野焼きをするための防火帯づくり
この2つの作業です。
耕作放棄地となった土地には、雑草が生い茂り、水田に復元するにはいくつかのステップが必要です。
耕作放棄地を水田にするための1つのプロセスが野焼き。この日は同じ上山集楽のメンバーと野焼きをしました!
前年度などに刈った草木を全て燃やします。
放棄地となった土地はえげつないレベルで草木が生い茂りますが、まずこれらを刈り倒すのが再生への第1のステップ。そして刈り倒した草木は時間を置き、乾燥させてから野焼き。
野焼きをするためには防火帯づくり、という1つの作業をする必要があります。
①草刈り
②刈ったものを乾燥させる
③防火帯づくり
④野焼き
この4つが野焼きまでのプロセスです。
・邪魔な草木をのけないと土を起こすことができない
・根っこから完全に取り除くにはさらに時間がかかる
などの要因で野焼きをしたとしても、田んぼをすぐには出来ないそう。
防火帯づくりは、必要な箇所だけを燃やすための準備。
では野焼きの前の防火帯づくりは、一体どのような作業で何のために行うのでしょうか?
この日に野焼きをした場所です。
人がいて段々になっている場所は、これから燃やしたい場所。
右に見える竹林は、燃やしたくない場所。
竹林に火が移ってしまえば山火事になってしまいます。
この写真でいえば、竹林に火が移らないために防火帯づくりを行います。
①レーキで草木を取り除く
②刈り払い機で下草なども刈っていく
③再度レーキで、燃えるものがない土状態に
上記のような感じで、この竹林から一帯には、燃えるものがない状態をつくります。
意図せぬ箇所に燃え移らないよう、細心の注意を払いながら火入れを行う。
乾燥して暖かい気候になると、火が燃えるスピードは凄まじく早いらしく、野焼きには大きなリスクが付きまといます。自分の目でみたことないのですが・・・。
黒い箇所は既に焼かれています。
高い所から低い所へ燃やしていきます。
低い所から燃やすと、上の方に燃え広がり収集がつかなくなるリスクがあります。
一方で最も高い所から燃やすことで、火が下に行くしかない状況を作ることができます。
高い所には、燃えるものはなくなっていますから。
実際に火が燃え広がる現場にいるとめっちゃこわい。
一歩間違えば焼け死ぬかもしれないし、色んな事故に繋がりかねない現場にいると思いますので・・・。
午後はさらに防火帯づくりを。
この日は午前は防火帯づくりから野焼きまで。
午後はさらに違うエリアの防火帯づくり。
こんな感じで刈り倒されています。防火帯づくりのみ行い、野焼きはまた別日に行います。
4月頭ですが既に結構暑く、夏が恐ろしいなと思いました・・・!
一人でやったらえげつない時間がかかりそうな作業ですが、みんなでやったら早い!
こうした現場での作業や田んぼは初めてで、学ぶことや覚えていかないといけないことが本当に多い!ですが未知の世界なのでこれから大変なことも含めて楽しみです!