どーも、冨安です。
日露戦争後の北海道が舞台のサバイバルバトルマンガ「ゴールデンカムイ」。
北海道の歴史やアイヌ文化が細かく描かれていて、北海道に住んでいることもあり面白く読んでいました!
ただこれは北海道以外の方が読んでも面白いらしく、色々と賞を受賞したりしているそう。
『マンガ大賞』大賞受賞!一攫千金サバイバル漫画「ゴールデンカムイ」がアツイ!【6巻3/18発売】 – NAVER まとめ
隠された金塊を巡るサバイバルバトルマンガですが、当時の北海道なども細かく描かれています。
・明治時代、開拓されたばかりの北海道の歴史が描かれていること
・アイヌ文化についてかなり細かく描写されていること
・歴史的背景にIFの要素が入ったストーリー
この辺りがゴールデンカムイの特徴です。
100年ちょっと前の話なのですが、開拓途中の北海道はアイヌ民族の人たちが現在とは全く異なる暮らしを送っていただろうし、異国だなとこのマンガを見てて思います。
明治時代の内地からみる北海道という存在は、海外みたいな感覚だったのかなと想像します。
個人的にはゴールデンカムイを読んでいて何が面白いかって、身近な土地が出てくることに限ります!
小樽から網走監獄へと向かう主人公一向。
第6巻ではその道中、札幌が舞台!
(ゴールデンカムイ第6巻より引用)
まだ開拓途中。人口規模も小樽より少なかった札幌
現在は北海道の中心都市として栄え、人口約200万の都市札幌。
ゴールデンカムイの舞台の明治初期は、まだまだ開拓途中。
札幌よりも栄えていたのは、早くから和人が住み着いていた道南の函館、にしん漁で栄えていた小樽などの町。
函館といえばペリーが開国要求をしたときに、開港した町としてもお馴染みですよね!
今の北海道の中心が函館あたりでもおかしくなかった気がしますが、なぜ札幌が中心になったのか?
不思議ですよね。
札幌という町が生まれたのは明治以降で、現在本州に残るような江戸時代からの歴史や文化を感じる機会は札幌にはありません。
僕が知る限りですが・・・!
札幌で歴史を感じる建築物は、明治以降西洋の建築様式を取り入れた旧北海道庁赤レンガ、時計台、札幌ファクトリーなどでしょうか。
これが時計台。
がっかりスポットといわれますが、ビルに囲まれちゃってるのがもったいない気がします。
何気に1時間に1回かな?ゴーン!ってなるんですよね。
こちらが旧北海道庁赤レンガ。
札幌を象徴する場所っていうと、ここなイメージはあるかな。
こちら明治時代、開拓使により作られたサッポロビールのビール工場!
日本人の手で作られた初のビール工場らしい。
中に入ったことはないのですが、複合型の商業施設になってます。
こんな感じで、僕はゴールデンカムイを見ながら過去、現在の北海道を行ったり来たりすることを楽しんでいます!
100年でこんなに変わるもんなんだなあー、と笑
ゴールデンカムイの世界から約100年が経過して、暮らしも大きく変わった北海道。
これからどのように変化していくのでしょう?
実在した人がモデル!?不敗の牛山という男
第6巻では札幌世界ホテルを舞台にバトルが繰り広げられます。
ここで出てくるのが敵役ですが「不敗の牛山」という男です。
この「不敗の牛山」、牛島辰熊 – Wikipediaという実在した人物がモデルっぽいです。
その柔道の荒々しさ、性格の豪放さは語り草で、「鬼の牛島」「不敗の牛島」と謳われ[1]、対戦相手からは「猛虎」と恐れられた[4]。鷲のような眼光鋭い目は、睨まれるだけで射すくめられたという。
朝は60kgあるローラーを牽きながら走り込み、深夜になると裸で大石を抱え上げて筋肉を鍛えた。さらに茶の葉を噛んで自身を奮い立たせ、大木に体当たりを繰り返した。そして仕上げはその大木に帯を縛り付けて背負い投げ千本の打ち込みをした。
試合前夜にはスッポンの血を飲み、当日はマムシの粉を口に含んで試合場に上がる。開始の合図と同時に突進して相手に躍りかかり、徹頭徹尾、攻めて攻めて攻め続ける。この攻撃精神が牛島柔道の信条であり、愛弟子の木村政彦にも受け継がれている。
(Wikipediaより)
マンガの世界のような話ですよね・・!!
史実とIF要素の入ったリアリティーあるストーリーはゴールデンカムイの面白さだよなあ。
そして第6巻に続き、第7巻も既に出ておりますが、第7巻の舞台は僕も住んでいました日高!!!
もう読んでしまったのですが、苫小牧などが登場して楽しめました!
アイヌ文化にフォーカスを当てているゴールデンカムイ。個人的にはそろそろ僕も住んでいた平取町二風谷あたりが登場するのではないかと期待しております!
冒険家イザベラバード辺りに登場して欲しいなあ。
義経伝説とジンギスカンのうんちくをセットで。