日本のクラウドソーシングがクソになる2つの理由。

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どーも、冨安です。

先日クラウドソーシングについて、このような記事があり軽く話題になっていました。

ASCII.jp:「原稿料30円」クラウドソーシングで働く人々

単価の低い仕事ばかりが流通し、クラウドソーシングが質の低いメディアができる温床になっているのではないか?

単価の低い仕事がさらにフリーランス全体の価格破壊を招くのではないか?

と、日本のクラウドソーシング業界に警鐘をならす記事。

一部分を引用します。

2人とも地方在住で境遇もそれなりに安定している人々。副業、おこづかい稼ぎにやっていますよというお話だ。「単価は30円」などとさらりと言えてしまうのも、とくに生活がひっ迫しているわけではないからだろう。

 しかし、どうにも違和感がある。あまりにもビジネスとしてのバランスが悪い。今後この単価にひっぱられて原稿料の単価が引き下げられていけば、必然的に質も下がり、今までのメディアとはまるで別物になってしまう。

 それも時代の流れだと言われるかもしれないが、本当にそんなことでいいのだろうか。クラウドソーシング業界の関係者に話を聞いてみたところ「日本のクラウドソーシングがおかしいんだ」という返事があった。

海外のクラウドソーシングでは本当に実力のあるフリーランスがプロとしてどんどん高給取りになっている。なのに日本では人材が安く買いたたかれる一方で、フリーランスの立場がどんどん悪くなっているじゃないか、というのだ。

クラウドソーシングの中でも、僕はランサーズを活用していますので、今回はユーザー目線でクラウドソーシングの現状について考えてみます。

ユーザー視点でも、日本のクラウドソーシングに明るい未来は感じづらい

こうした記事から闇の部分ばかりが強調され、日本のクラウドソーシングはくそだ!

というスキャンダルをおこした芸能人のようにバッシングがたくさん出てしまうことは残念。

しかしフリーランスが活躍の場をどんどん広げてる海外のクラウドソーシングと比較すると、日本のクラウドソーシングはレベルも低いのだろうと思います。

世界がフィールドなのとは異なり、所詮日本語圏のみですしね。

以前僕はスキルが大したことないレベルですが、ライティングというジャンルでTOP100に入ってました。

参照:俺レベルで? ランサーズ12月報酬金額がTOP100にランクインした件について。

これは優秀なフリーランスの方々は、クラウドソーシングに参入していない、ということであり、

日本のクラウドソーシングを活用しているフリーランスで、優秀な方は本当にごく1部ということを証明しています。

そもそも既に仕事がある優秀なフリーランスの方々には、日本のクラウドソーシングに参入するインセンティブはそこまで働かないのかもしれません。

単価の高い案件は限られる上に、限られる優良な案件は競争率も上がります。

でも質の高い人が参入してこなければ、発注側にも魅力は薄れるし。日本のクラウドソーシングは現状厳しいのかもしれませんね。

なぜ低価格で質の低い案件ばかりが流通するのか?

ではなぜASCII.jp:「原稿料30円」クラウドソーシングで働く人々

に取り上げられるように、日本のクラウドソーシングは低価格で質の低い案件ばかりが流通するのでしょうか?

要因は色々とあって一概にはいえないと思いますが

①ワーカーの質が低いから、案件の質も低くなる

②案件の単価が低いから、ワーカーも質も低くなる

この2つが重なり、低価格で質の低い案件ばかりが流通するような現状。

さらに

・クラウドソーシング自体が日本では出来たばかりで、そこまで浸透してない。

・クラウドソーシングが、コスト削減を目的に利用されるプラットフォームだから。

などの要因も考えられますよね。

でも、ASCII.jp:「原稿料30円」クラウドソーシングで働く人々

この話の本当の問題は、クラウドソーシングの外にあると思います。

ではなにが問題なのか?その理由は2つ。

①広告に依存したマネタイズから抜け出せないWEBメディア

②タダで情報を得ることが当たり前になっている読者

上記の2つの要因が「原稿料30円」で仕事をする人を生み出していると思います。

では1つずつ見ていきます。

①広告に依存したマネタイズから抜け出せないWEBメディア

多くのWEBメディアのマネタイズは、Googleなどを中心にした広告に依存しています。

アクセス数に応じて、収益も増す仕組みになっているため、アクセス数をアップすることだけを目的につくられたバイラルメディア・キュレーションサイト・まとめサイトなどが乱立。

でもGoogleなどの広告に依存したマネタイズであれば、基盤が弱ければそこまで儲からないはず。

WEBサイトの数も増えてますが、広告に依存しているなら、どこも厳しい状況のサイトが多いのではないでしょうか?

そこでこうした乱立したWEBメディアを支えているのが、クラウドソーシング。

コストも手間もそこまでかけずに、アクセス数のアップを目的にした記事を集めることができます。

Googleアドセンスなどの広告収益を高めることが目的のWEBメディアなら、クラウドソーシングは最適です。

そんなサイト存在意義が疑問ですが・・・。

こうした広告モデルに依存したマネタイズから抜け出せないWEBメディア広告収益を目的にしたWEBメディアが多すぎることが、

ASCII.jp:「原稿料30円」クラウドソーシングで働く人々

に繋がるのではないかと思います。

クラウドソーシングの前に、そもそもちゃんとマネタイズできてるWEBメディアが少ないことが問題ではないでしょうか?

②タダで情報を得ることが当たり前になっている読者

クラウドソーシングにより、低価格な労働の買い叩きが行われる理由として、そもそもちゃんとマネタイズできてるWEBメディアが少ないからではないか?

という背景を考えました。

これは広告に依存して運営しているWEBメディアの問題でもありますが、インターネット上でタダで情報を得ることが当たり前になっている読者」

にも問題があるのではないでしょうか?

作り手が時間や手間をかけて作成した記事を、なんでもタダで読めることが当たり前になっていますが、これってどうなんでしょうか?

雑誌や本はお金を支払って購入するのに、なぜネットの情報は何でもタダで見れると思い込んでいるのでしょうか?

よくよく考えたら不思議です。

これまでの広告でマネタイズをするモデルだけではなく、読者がそれなりに課金する仕組みがあるべき姿のように感じます。

イケダハヤトさんが最近noteを使って、有料課金をスタンダードにしようとしていますが、読者がコンテンツに課金をすることが当たり前になれば、健全なWEBメディアは増えるのかもしれませんね。

「有料コンテンツ化は時代の流れ」by やまもといちろう : まだ東京で消耗してるの?

最も危機感を持っているのはプラットフォームを提供する側

こうしたクラウドソーシングの現状に最も危機感を持っているのは、プラットフォームを提供している側なのだろうと思います。

当然クラウドソーシングには「原稿料30円」以外の案件もたくさんあります。

僕はランサーズを使っていて、12月に報酬がTOP100に入ったみたいなのですが、この時の収入がせいぜい20万くらいです。今月やりくり失敗して下がりそうだし・・・。

クラウドソーシングで月20万稼ぐためには、さすがに「原稿料30円」の案件なんかやってられません。

仕事のない地方の町にいて、生活も逼迫しているものですから笑

クラウドソーシングにも月20万くらいの収入になるレベルの健全な案件もある、ということですが、ランサーズ上で最も健全な案件を提供してくれているのはランサーズだと思います。

法人向けクラウドソーシング「ランサーズ for business」 | クラウドソーシング「ランサーズ」

上記のサービスから提供される案件は、一定の価格を保っている印象です。価格破壊が起きないように、かなり苦慮している印象があります。

かなり高報酬な案件を扱っていることもあります。

後は例えばランサーズのライティング案件でいえば、西日本新聞さんの案件も一定の価格を保つよう考慮されていると思います。

九州の大手新聞社で、前1回足を運んだりもしました。

新聞社と思えないベンチャーぶり。クラウドソーシング活用の最先端「西日本新聞メディアラボ」に行ってきた。

一方で、もしランサーズと西日本新聞からの案件が流通しなくなったら、かなり価格破壊が進むと思います。

ちなみにランサーズ上で報酬が高い案件は、Google広告など以外の部分で、既にマネタイズができている会社のものが多い印象ですね。

クラウドソーシングが持つ可能性。

日本のクラウドソーシングは、何かと叩かれることが多い気がしますが、このプラットフォームが持つ可能性も忘れてはいけないのではないでしょうか?

仕事が限られる地方での可能性もしかり、かもしれないですが、

何かしらの事情で外に出て働くことが難しい人でも、仕事に携わる機会を提供できることが1番素晴らしいと思います。

病気を持っている人、障害を持っている人、子育てをきっかけに仕事を辞めた主婦、

色んな理由で、外に出ることが難しい人はたくさんいると思いますが、クラウドソーシングにより、こうした人たちにも今までになかった仕事に携わるチャンスが生まれます。

「原稿料30円」でも働く人がいる、ということは何かしらの事情で働けなくなったけど、「仕事に携わりたい」「社会との関わりが欲しい」

と願う方々がたくさんいるからであり、クラウドソーシング自体は、多くの人の働く選択肢を広げる素晴らしいプラットフォームだと考えています。

ASCII.jp:「原稿料30円」クラウドソーシングで働く人々  

これはクラウドソーシングの問題もありますが、どちらかといえば他の業界の問題ではないでしょうか?

いずれにしても日本のクラウドソーシングが健全な市場になっていくといいですね。

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