どーも冨安です。
2016年1月27日、相変わらず大分県にいます。
昨日九州にいるうちに、知人からオススメされて1回行きたかった、糸島市に足を運んできました。
糸島市は福岡県の町。大自然に囲まれながら、福岡市まで30分から1時間ほどでアクセスできる素晴らしい立地です。
コワーキングスペース「ライズアップケヤ」
糸島市は移住者などが多いことで知名度があり、僕も何となく聞いたことはある町でした。具体的にどこがどう凄いのかは、よく知りませんでした。
民間で移住の受け入れを促進している「福岡移住計画」。ここが中心のようです。
福岡移住計画コラボなシェアスペース。まずは第1弾が糸島でスタート。 | 福岡移住計画
そして地元の方々や移住者が集まる「ライズアップケヤ」というコワーキングスペースがあり、今回僕はここに行ってきました。
シェアオフィス・作業スペース・イベント・合宿など様々な使い方ができるようです!
参考までに僕はここのFacebookページから、コンタクトをとってお伺いしました。
糸島コワーキング&トライアルステイ Project RISE UP KEYA
ここは元々スーパーだったらしいですよ。少しずつ改装が行われ、今の空間が出来ているようです。
広々とした開放的な空間。
いやーいいですよねー!
僕みたいなフリーランサーからしたら、住む場所にこういうスペースがあるか、ないかはすごい重要だと思います。
1つの職場にとらわれないフリーランス的な働き方が増えると、こうしたコワーキングスペースの需要は高まってくるはず。
こういうスペースあるってだけで、移住者は増えるかもしれませんね。
糸島市のクラウドソーシングを活用した移住サポート!
僕が糸島市の情報を調べていたら、ちょうど僕が利用しているランサーズ社ともコラボした取り組みをしていて、この取り組みがとても気になっていました!!!
『糸島スタイル』がスタートします!~時間と場所にとらわれない働き方をつくるプロジェクト~ | 福岡移住計画
【クラウドソーシング活用セミナー@糸島市】開催のご案内 | 糸島スタイル糸島スタイル
クラウドソーシングを活用して、場所と時間にとらわれない働き方を実践する人を増やそう!という取り組み。
クラウドソーシングは、インターネット上で仕事を受注したい人・発注したい人をマッチングさせる仕組みです。
僕自身、昨年度このクラウドソーシング大手のランサーズで実践を重ね、まだ不安定ですがランサーズのみで食っていけるくらいまで、クラウドソーシングを開拓しつつあります。
<関連の過去記事>
今年公務員を辞めてから、クラウドソーシングに時間を投資した価値はでかいかもしれない。
俺レベルで? ランサーズ12月報酬金額がTOP100にランクインした件について。
東京の仕事、どこでもできちゃうんですよね本当に!
場所と時間を問わず仕事をできるクラウドソーシングは、地方の仕事創出にとても可能性を秘めている仕組みだと実感しています。
そこで僕個人として今年は、地方でもクラウドソーシングで仕事をできる、フリーランサーを増やす取り組みを住んでいる夕張市でやっていこうかと考えています。
アイデア段階ですが。
そして毎週火曜日「ライズアップケヤ」には、糸島市でクラウドソーシングの普及を担当するランサーズの福島さんがいらっしゃることを知りました。
クラウドソーシングを普及させるためには、どんなことが必要かなー!?
ということを聞きたく糸島市「ライズアップケヤ」まで足を運んだのでした!まさにランサーズ活用していましたしね。
僕がクラウドワークスを使っていたら、糸島に行ってなかったと思います(笑)
糸島市のクラウドソーシング活用の取り組みも始まったばかり。
福島さんとお会いして、僕はこれまで誰とも共有することが出来なかった、クラウドソーシングトークを糸島で初めてすることが出来ました(笑)
思えばよく1人で、多くの人に知られてもいなければ、怪しい・稼げないと思われているクラウドソーシングを続けてきたなと自分に感心します。
クラウドソーシングを活用するためには、孤独を乗り越えるメンタリティーも大切なのかもしれないと思いました笑
さて、糸島市でもクラウドソーシング活用のための取り組みは、まだまだ始まったばかりだそうです。
【クラウドソーシング活用セミナー@糸島市】開催のご案内 | 糸島スタイル糸島スタイル
主婦向けの説明会・企業向け説明会など、まさに今日開催しているそう。
これからどうやって、クラウドソーシングを活用できる人を増やしていくのか?展開に注目ですね!
僕も最初は大変だったので、お話ししていても、やはり実践者を増やすことは簡単ではなさそうだと思いました。仕事を探すところから、提案、コミュニケーションなど仕事を行う前段階もクリアしないといけないですからね。
西日本新聞メディアラボの存在は大きいのではないか?
こうして糸島市でクラウドソーシング活用が進む背景には、西日本新聞の存在がでかいと思います。
西日本新聞はその名の通り新聞社ですが、なぜがランサーズとも組み、ガンガンクラウドソーシングを活用しているんですよね。
とても新聞社とは思えません(笑)
九州お仕事モール – 西日本新聞社×ランサーズのクラウドソーシングサービス 福岡から全国へ発注
九州お仕事モールも展開しているので、西日本新聞が規模感もでかく仕事を発注してくれるはず。九州エリアではクラウドソーシングは始めやすいかもしれませんね。
クラウドソーシングの地方での普及には、こうしたエリアでの大企業の存在が欠かせないだろうと思います。
北海道と九州を比較すると、九州はこれからどんどんクラウドソーシング活用の波は広がるのだろうと思います。
九州というか福岡・糸島あたりは、移住促進の取り組みといい、クラウドソーシング活用といい先進的ですね。すごい!
ちなみに僕も西日本新聞からの案件をやったりしていて、西日本新聞の案件を北海道に住んでる人間がやる!
みたいなことが起こってますが、これからもっと当たり前になってくるのかなと思います。
もし夕張でフリーランスを増やす取り組みをやるとしたら?
では同じような取り組みを夕張市でどうやるか?
ということを考えています。
・そもそも需要があるのか
・予算など進め方
・教育
この辺のやり方はしっかり考えて、模索していこうと思います。
教育的な側面の課題は、
①ITリテラシーにもばらつきがあるし、人により得意分野もバラバラ。同じ教育プログラムをやればいいってわけでもない。
②ある程度軌道に乗るまでは、そう簡単に稼げない。
この2点など。
そしてその前段階として、
①そもそも需要があるのか?
②ボランティアでは出来ないので、どのような進め方が考えられるか?
あまりに需要がない地域で頑張ってもしょうがないですからね。
まずはいろいろな人とお話をしてみて、可能性を模索してみます。
北海道の地場で積極的にクラウドソーシングを活用してくれる大企業があれば、取り組みやりやすくなりますよねー。
九州の西日本新聞社みたいな。
なぜクラウドソーシングなのか?クラウドソーシングが地方を変える可能性。
ではクラウドソーシングがどう地方を変える可能性があるのか?
僕の実践経験を踏まえて考察してみます。
まず代表的なメリットとして、
・ネット上で多くの種類の仕事を選択することができ、ネット上で取引を完結することができる。
・お金の入金管理に頭を煩わせる必要がない。
・ネットとパソコンがあれば始めることができる。
・得意分野を活かせる可能性が高く僕みたいに大したキャリアや専門知識なくても、その気になれば結構いける。
以上のことなどがあげられます。
これまで場所を選ばず働くことができるのは、エンジニア・デザイナーなど1部の専門職というイメージがあったかもしれませんが、クラウドソーシングはその敷居を大きく下げ、その気になれば誰でも参入できます。
特に仕事がない!と嘆く地域でこそ積極的に活用してほしい仕組み。
クラウドソーシングが変える「仕事の流通」。
僕がこうしてクラウドソーシングを地方で積極的に活用してほしい!
と思うのは、クラウドソーシングにより「仕事の流通」の変化を実感しているからです。
ランサーズでは発注元は首都圏が多く、受注は地方、というパターンが主流。実際に誰でも知っているような大企業の案件も結構出回っていて、僕も東京の会社の仕事を夕張でやっています。
ではこれがどういうことかといえば、
東京から地方へ。富の再分配ならぬ、仕事の再分配が行われている!
ということに繋がります。
以前こんな記事を書きました。→Amazonが「モノ」の流通を変えたとしたら、クラウドソーシングが変えるのは「仕事」の流通!
Amazonのサービスにより、条件不利な地方にいても、何でもモノが揃うようになった恩恵を受けている方はたくさんいらっしゃるはず。
Amazonで「モノ」に困らなくなったように、クラウドソーシングの普及により、今度は条件不利な地域だろうと「仕事」に困らなくなる時代。
「うちの地域には仕事がない」というのは思考停止と言い訳でしかなくなると思います。
今の時代、大半の方はネット環境があってパソコンを1台は持っているはずですからね。
拡大するクラウドソーシング市場。
データ的な根拠があるわけではないですが、クラウドソーシング市場は拡大すると思います。何度も言っているように、東京にあった仕事がクラウドソーシング上にバンバン流れてくるようになると予想します。
なぜなら多くの国内市場は人口減少と共に縮小。
特に大手企業ではこれまで通りのやり方では、会社を維持できなくなるケースが増えるはず。
ではどこのコストを削減するか?
その1つが人件費。
生き残るために新しいリソースが必要になるにもかかわらず、人件費は削る必要性に迫られる!
という厳しい状況に直面する企業が数多く出てくるのではないかと思います。
こうした懐事情の厳しくなってきた大企業にとって、業務効率化・コスト削減を実現できるクラウドソーシングは最適なはず。
活用せざるをえない企業が増えてくるのではないでしょうか?
僕みたいな働き方をしたい個人にも有り難い仕組みですが、コスト削減・業務効率化など企業側にもメリット多いのがクラウドソーシングの1つの特徴です。
東京から地方へ、どんどん仕事が分配されるようになると思います。
自立したフリーランスが多い地域には、明るい未来を感じる。
今後拡大するだろうクラウドソーシング市場。
条件不利な地方には、どのような変化をもたらす可能性があるでしょうか?
仕事の流通は大きく変化し、これまで東京にあった仕事は、それなりの規模でクラウドソーシング上で取り引きされるようになると思います。
クラウドソーシングは仕事の再分配をしてますからね。
①クラウドソーシングの可能性に気づいてフリーランスを増やそうとする地域。
②何も気づかずに「うちの地域は仕事がない」と嘆く地域。
ちょっと極端かもしれませんが、どっちの地域の未来が明るいかといえば当然①。
例えば今回紹介した糸島市も、クラウドソーシング活用に向けて取り組みを開始して、場所と時間にしばらない働き方をする人は増えてくると思います。
自分で仕事をとって、自分で生計をたてる自立したフリーランスは、いつでもクラウドソーシングを活用して仕事をすることができる。
さらにIT関係のスキルを身につけ、自分たちで地場産業を活かした物販や情報発信もできるようになる、そんな循環も生まれるかも。
次に色々な技能を持ったフリーランスがチームを組んで、何かを始める。
そんな環境に魅了されて、また人がやってくる。
こうしてフリーランスが増えてくると、別のジャンルで活躍した人が今度はやってきて、更に新しいものが生まれてくる。
簡単ではないですが、糸島市ではこうした循環が起こっているのではないでしょうか?
最後に。
クラウドソーシングの何が素晴らしいって、ネット環境とパソコンあれば仕事が出来ちゃうこと。
特にインフラを用意するお金も時間も必要なく、始めるのに何もリスクもありません。
地方においてとても手早く、リスクも少ない素晴らしい仕事創出の1つの手段になると思います。
「うちの地域は仕事がない」と嘆く地域は是非チャレンジしてみてほしいですね。
とりあえず僕は夕張市でクラウドソーシング活用できる人を増やすために、何かできないか模索していきたいと思います。