どーも、冨安です。
大学を休学して北海道に来てから、気がつけば4,5年経ちました。
そして気がつけば
「なまら」「わや」
という方言あたりは自然に出てくるようになりました(笑)
北海道の平取町に来た当初は地域おこし協力隊制度を使って移住して今は、特に組織に属さずに夕張市にいます。
地域おこしとか地域活性化って何だ!?
地域おこし協力隊という立場で2年半くらいの期間を過ごしました。
その中で当然ながら「地域おこし」や「地域活性化」という漠然としたキーワードについても考える機会は多々ありました。
国は地方創生を掲げていますが、何だそれは!?
と僕はよく思います。
今のままでは駄目で変化する必要があるから、地域おこしや地域活性化は行われます。
根本的なことで
なんでそもそも変化する必要があるんだろう?
なんで今のままでは駄目だんだろう?
と思います。
大阪都構想ではないですが、別に無理に変化しなくても、今のままでいいのかもしれません。
なぜ今のままではいけないのか?
ではなぜ今のままでは駄目で、「地域おこし」や「地域活性化」は行われなければならないのでしょうか?
1番は結局「金」なのかな!?と思います。
これは平成26年度の国の歳出と歳入です。
今の僕らの暮らしを行うために、全体の40%以上を借金をして将来世代にツケをまわしています。
将来世代にツケをまわして、今の生活は維持されているということになりますね。
収入よりも、支出の方が圧倒的に多いことが分かります。
これは国の歳出、歳入でしたが今度は、1市町村から考えてみましょう。
現在僕が住んでいる夕張市の平成27年度の歳出と歳入の割合です。
歳入の部分で、自主財源比率が26%と低いことが記載されています。
収入の47%の地方交付税交付金は、地方ごとに不平等が生じないために国から給付されるお金です。
国からのボーナス!みたいなお金で、その時の国の経済状況や政権の方向性で、給付額は変わります。
そうした、いつどれくらい減額されるか分からない地方交付税交付金が収入の半分を占めるのが夕張市の現状です。
また夕張市に限らず、この地方交付税交付金への依存度が高いことが、地方の各市町村の課題です。
地方交付税交付金は、国の歳出の16%となっており、このお金に依存することは結局、将来世代にツケを回していくことに繋がります。
ではなぜこれだけ、地方交付税交付金の収入の割合が高いのでしょうか?
例えば夕張市で考えたら
夕張市で1年間で稼いでいる収入よりも、1年間で使って出て行った支出の方が圧倒的に多いから!ですよね。
家計で考えてみたら!?
すごく分かりやすく家計で考えれば、収入500万なのに、支出1000万という状況。
何とか色んな所から借金をしてやりくりして何とかしているみたいな。
収入500万、支出1000万!
やばいです!
借金に頼らないためには、家計だったらどうすればいいでしょうか?
収入を増やすか、支出を減らすか?
どっちも考えます。
市町村レベルではどうでしょうか。
収入を増やすために、税額が上がったり、電気代水道代が上がったりします。
支出を減らすために、公共施設が閉鎖されていったりします。
日本の今の暮らしが、借金で成り立っているとすれば、ツケはじわじわと回ってきます。
なんで「地域活性化」や「地域おこし」をする必要があるのか?
収入より支出の方が圧倒的に多い、今の暮らし。
でも暮らしはいきなり変えることはできません。
だとすれば借金にまみれないために必要なことは、収入を増やすことです。
現状のままでは、借金が増えていくだけで、自分にもツケはまわるし将来世代に何より迷惑な話です。
借金を増やす現状維持ではなく、経済的に自立できるよう変化するために「地域活性化」や「地域おこし」は求められるのかなと思います。
何より、自分の快適な将来に繋がりますしね(笑)
また福祉や教育も大事ですが、経済的な基盤が結果として充実した福祉や教育にも繋がるので、地域の稼ぐ力はとても大事なのではないでしょうか?
自身が経済的に自立した延長線上に、「地域おこし」「地域活性化」があるのかなと思う。
僕自身、これから夕張で経済的に自立できるかっていうチャレンジしているのは前記事の通りです。
リアル月3万円ビジネスライフ。公務員辞めて、夕張市に来て何をやって食っていくのか?
今、僕はWEBで案件を請負ながら仕事上、夕張市と直接は関係ない部分でお金を稼いだりしています。
フリーランスで経済的に自立して住むことができた延長線上に地域活性化があると思っています。
市町村レベルで事業を行うことも、大事かもしれないけど
経済的に自立した個が、たくさん町にいることもまた地域おこしに繋がるのだと思います。
これは僕の考え方でした。
皆さんはなんで「地域おこし」や「地域活性化」は必要なのだと思いますか?