どーもこんにちは。すやみとです。
すいません。
逆から言ってしまいました。とみやすです。
僕のブログで以前の記事で、人間の物事の捉え方には違いがある
という認知に関する記事を書きました。
「天才と発達障害」。あなたはどっち!?視覚優位と聴覚優位という2つの認知
同じものを見ても、どこに着目して、どの部分に関してよき記憶しているかって人によって違い
目に入った情報を処理するのが得意なタイプ
耳から入った情報を処理するのが得意なタイプ
に分かれるという話でした。
それで、疑問に思ってたんですが、これはあくまで人の認知の仕方、つまり
物事をどう捉えるか?
という話で
物事をどう感じるか?
これってまた別物だよなーって思ってたんですよね。
内向的か外向的かって、性格分かれる気がしていて
物事をどう感じるか?
要は性格ですね。
たとえばGWは友達と旅行に行きたいタイプの人もいれば、
家でゴロゴロしていたい僕のようなタイプの人もいると思います。
内向的か外向的か?
これは絶対ある程度、生まれつき決まってて変えられない部分があって、
仕事とかでも性格によって向いているもの、向いていないものあると思うんですよね。
そんなことを思って、最近読んだ本がこちら!
バリ面白かったですね!
Amazonの紹介によれば
ビル・ゲイツもガンジーもウォズニアックもみんな内向型人間だった!
内向型の人とは、喋るよりも他人の話を聞き、パーティで騒ぐよりも一人で読書をし、自分を誇示するよりも研究にいそしむことを好む人のことだ。アメリカ人と言えば、社交的で自己主張が激しそうなイメージがあるが、実際にはその三分の一が内気でシャイな内向型だという。これはアメリカに限ったことではない。
外向型が重視されるアメリカにおいては、内向型の存在感は薄く、出世競争でも不利になりがちだ。本書は、内向型が直面する数々の問題を浮き彫りにするとともに、あまり顧みられることのない内向型の強みと魅力を明らかにし、その個性を伸ばして生かす方法を模索する。
僕は、確実に内向的な人間だろうなと思っていたのですが、確信しました!
内向的であると。
人生振り返っても集団に合わせるのが苦手で、基本的に単独行動な人間ですから(笑)
パーティー行くよりも、家で読書をしてブログでも書いていたい人間ですから(笑)
ちなみに著者のスーザンケイン氏はTEDのプレゼンも有名。
あなたは内向的?外向的?
さて、皆さまは自分のことをどのようにお考えでしょうか?
おそらく、自分で内向的だろうなーと思ってる人は、内向的だと思うし、
外向的な気がしてる人が外向的なんだと思います。
そういう直感でだいたい当たってないですか?
薄々そんな気がしてた・・・。
が確信に変わる本ですかね。
内向的な人間の特徴
では内向的な人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?
本書にあるこちらの20の質問に当てはまるものが多いほど、内向的だそう。
- グループよりも一対一の会話を好む。
- 文章の方が自分を表現しやすいことが多い。
- ひとりでいる時間を楽しめる。
- 周りの人にくらべて、他人の財産や名声や地位にそれほど興味がないようだ 。
- 内容の無い世間話は好きではないが、関心のある話題について深く話し合うのは好きだ。
- 聞き上手だと言われる。
- 大きなリスクは冒さない。
- 邪魔されずに「没頭できる」仕事が好きだ。
- 誕生日はごく親しい友人ひとりか二人で、あるいは家族だけで祝いたい。
- 「物静かだ」「落ち着いている」と言われる。
- 仕事や作品が完成するまで、他人に見せたり意見を求めたりしない。
- 他人と衝突するのは嫌いだ。
- 独力での作業で最大限に実力を発揮する。
- 考えてから話す傾向がある。
- 外出して活動したあとは、たとえそれが楽しい体験であっても、消耗したと感じる。
- かかってきた電話をボイスメールに回すことがある。
- もしどちらか選べというなら、忙しすぎる週末よりなにもすることがない週末を選ぶ。
- 一度に複数のことをするのは楽しめない。
- 集中するのは簡単だ。
- 授業を受けるとき、セミナーよりも講義形式が好きだ。
いかがでしょうか?
僕は8割くらい当てはまりますねw
意外にも内向的な人の割合は多い!
本書によれば、全人口の1/3から1/2は内向的で、知り合いの3人か2人に1人は内向的という話になります。
確かに、学校のクラスとかで考えてみても
2:6:2
くらいの割合で、外向的な人・中間くらいな人・内向的な人に分かれていた気がします。
内向的か外向的か?
これは簡単に2つに分けれる話ではなく、人によって割合は様々だと思います。
外向的と内向的が9:1の人もいれば5:5でどっちの要素の人もいたりしますよね。
僕の場合は、3:7くらいで内向的な要素の方が強い人間ですかね。
外向的な人間であることが求められる社会
今の社会ではより外向的な人間であることが求められますよね。
リア充に見られようと頑張ってる人が多いのがその証拠だと思います。
ソーシャルネットワークの存在もあり
「他人に見られる自分を意識する時代」
と本書に書いてあります。
ではそうなると、どういった人たちが人気を得るのでしょうか?
それは目立つ人や面白い人ですね!
内向性は、その同類である感受性の鋭さや、生真面目さ、内気といった性格とともに、現在では二流の性格特性とみなされ、残念な性格と病的な性格の中間にあると思われている。
外向型を理想とする社会で暮らす内向型の人々は、男性優位世界の女性のようなもので、自分がどんな人間かを決める核となる性質ゆえに過小評価されてしまう。外向性はたしかに魅力的であるがゆえに、押しつけられた基準になってしまっていて、そうあるべきだ、と大半の人々が感じている。
臆病で、引っ込み思案で、内気な人間は二流で
社交的で、明朗で、積極的なやり手は1流
社交的であることが理想とされる、こういう価値観がありますよね。
バリバリの営業マンややり手が理想とされ必要とされますから。
内向的な人間には生きづらい世の中です。
就活とか最たる例ですよね。
あれ、絶対爽やかで社交的な人間を演じれる人が勝つゲームじゃないですか。
うまくいってない人の傾向見てると、大概内向的な人たちな気がするんですよね。
また就職してからも、外向的な人間を演じている「内向的な営業マン」は、つらそうに見えます。
カリスマ的リーダーシップが素晴らしいとされる世の中は、内向的な人間には生きづらいのですね。
あーやだやだ笑
世界の偉人には内向的な人も多い
内向的な皆さま!
内向的なのは悪いことばかりではありません。
そのあたり是非本書を読んで励まされてください(笑)
まずはリーダーに関して
いったいなぜ、従業員が受動的か能動的かでリーダーの有能さに変化が見られるのだろうか? 内向型リーダーは能動的な人間を導くのが非常に得意だと、グラントは言う。他人の話に耳を傾け、社会的地位の独占にこだわらない傾向ゆえに、内向型リーダーは助言を受け入れやすい。
(中略)
それに対して、外向型リーダーは自分のやり方にばかり気をとられて、他人の名案に耳を貸せず、チームのメンバーたちを受け身に陥らせる傾向があった。「彼らは一人でしゃべっていることが多くなりがちで、他のメンバーたちが助言しようとしても耳を貸さない」とフランチェスカ・ジノは言う。だが、外向型リーダーは他人を鼓舞する能力によって、受動的な人々から結果を引き出すのがうまい。
このような記載があります。
さらに孤独な時間が多いことは、より思考を深めたり物事を追求するのに向いていると言っています。
外向型の人間を理想とする考えを、そのまま鵜吞みにするのは大きな間違いだ。進化論からゴッホのひまわりの絵、そしてパソコンにいたるまで、偉大なアイデアや美術や発明の一部は、自分の内的世界に耳を傾け、そこに秘められた宝を見つけるすべを知っていた、物静かで思索的な人々によるものだ。内向型の人々がいなければ、つぎのようなものはどれも存在しえなかった。
例えば、イチローもおそらく内向的な人間だと思います。
内向的であるがゆえに、野球に淡々と打ち込み今に至るのではないでしょうか?
電球を発明したエジソンとかもそうじゃないですか?
外向型と内向型における物事の感じ方の違い
内向型と外向型では同じことでも感じ方が全く違い、それは脳の構造に起因するようで、遺伝的な要素もあるそうです。
運動を好むか、不倫をするか、少ない睡眠で働くか、失敗から学べるか、株相場に大きく賭けるか、短期的な満足を求めないか、優秀なリーダーになるか、起きるかもしれないことをあれこれ想像するか、といったさまざまな性質を決定づける*。さらに脳の神経回路や神経伝達物質や神経系の隅々にまでしっかり反映されている。
よく、行動できる人と考えすぎる人は比較対象されると思います。
ぱっと行動できてしまう人
うじうじあれこれ考えて行動できない人
いると思います笑
アメトーーク的にいえば、気にしすぎ芸人とか絶対内向的だと思うんですよね。
これは性格的な問題で、外向的な人が内向的な人に何で行動できないんだ!?
さっさと行動すればいいんだ!
という外向的な人目線なアドバイスは、あまり意味はないように思えます。
著名な心理学者カール・ユングによれば
外向的な人は、外に向かうことでエネルギーを充電して
内向的な人は、内に向かうことでエネルギーを充電するそう。
内向型は自己の内部の思考や感情に心惹かれ、外向型は外部の人々や活動に心惹かれる。内向型は周囲で起きる出来事の意味を考え、外向型はその出来事に自分から飛び込んでいく。内向型はひとりになることでエネルギーを充電し、外向型は十分に社会で活動しないと充電が必要になる。
GWの過ごし方で分かると思いますが、外向的な人は友達と出かけてたいと思うし
内向的な人は、家でゴロゴロ昼寝をして、読書してたいと思います。
最後に
内向的か外向的か?
これは簡単に2つに分けることができるないもので、いろんな要素を持った人たちがいて世の中は成り立っていると思います。
人間の性格を8つのタイプに分けた記事もご参照までに。
最も大事なことは、お互いのいい部分、悪い部分を補いながら
お互いに気持ちよく、生きていくことではないでしょうか!?
外向的な人にも、内向的な人にもお互いの価値観を理解できるオススメの1冊です!
特に内向的な皆さまには必読だと思いますよ!笑
きっと励まされるでしょう( ̄▽ ̄)
後、この本も似たようなこと書いてありますが、より具体的にある場面で内向的な人間がどう振る舞うべきか?
詳細書いてあって、面白いです。
たぶん著者の方が僕以上に内向的ですね(笑)