どーも、冨安です。

最近読んだ本の紹介です。

「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

こちらの本です。

ついやりたくなる、つい夢中になる、つい誰かに言いたくなる。この「つい」こそが体験デザインの持つ力。人の心を動かし、人に行動させてしまう仕組みと仕掛けを、元任天堂の全世界1億台を売り上げた「Wii」の企画担当者がわかりやすく解説。企画・開発・マーケティング・営業等、幅広く役立つ体験デザイン(UX)入門

Amazonの紹介文より

僕もVRやドローン、棚田での農作業など人に何かを体験してお金をいただくことがあるので、体験の満足度ってどうやったら上がるんだろう?

自分が何かを体験して、すごい感情が動かされるときってどんな要素があるんだろう?

みたいなことをよく考えます。

本書はマリオやドラクエなどのゲームがどんな意図で作られて、どんな要素が盛り込まれているか?

などのことが書かれていて、へー!あれはそういう意図だったんだ!と言われてみて納得する部分もたくさんあり面白かったです。

自分で何かを企画して体験を作るときなどに参考になる一冊。

体験ってなに?

体験ってそもそも何なんでしょうか?

新しいことを覚えること?頭で覚えること?体で覚えること?

本書ではこのように書いています。

体験という言葉には「体」という漢字が入っていますが、体は関係ありません。 心さえ動けば、それは体験です。 歴史に残る名作ゲームは、プレイヤーの心をどうやって動かしたのか? この本は実際のゲームを分析しながら、体験デザインの本質へ迫っていきます。

心が動くこと、感情が動くことが体験と定義しています。

たしかに体験を提供する側の人は、どうやったら感情が動くかな?を考えるのは大事だと思います。

思い返せば記憶に残る体験は、すごく感情が揺さぶられた体験です。

本書では体験を「心が動くこと」と定義した上で、歴史的に有名なゲームがどんなふうに体験が組み立てられているか述べられます。

スーパーマリオブラザーズの直感的に分かる体験

代表的なゲームでスーパーマリオブラザーズがどんな体験を作っているか?

ゲームや体験を作るときって、素人はややこしく複雑なものをやりたくなりますが直感的にシンプルで分かる体験に設計することが大事。

このスーパーマリオブラザーズって、直感的に「ああ、これはこうすればいいゲームなんだな。」

て改めて言語化するまでもなく、誰でも分かるように作られています。

なんだと思いますか?

答えは「左から右に行く」です。

自発的に学んだことは、一生否定できないほどに深く信じる。 自転車の練習と同様に、スーパーマリオを遊ぶプレイヤーも、自発的な仮説→試行→歓喜という体験を通して「右へ行く」ことを直感し、信じるんです。

ゲームでも仕事でも「こうやったらこうなるかな?」と仮設を立てて、当たったら快感ですよね。

どんなゲームも最初にやり方、ルールを覚えるのが大変で面倒くさいですが、歴史に名が残るゲームはそのへんチュートリアルやコマンドでストーリーが進む設計にしてるんだな。と読んでて思いました。

ややこしすぎるゲームって最初につまづいてやる気がなくなることあるかもですよね。

右から左に行って敵城を落とす!にゃんこ大戦争もシンプルなゲーム。マリオとちょっと違うけど同じ要素がありますよね。

「ぱふぱふ」「カジノ」タブーを織り交ぜる設計

本書ではゲームの設計がどんな意図があるのか?書かれるわけですが、重要な要素にタブーを織り交ぜること。

だそうです。

例えばドラクエなどのゲームは長丁場で、最後までやり抜くのも根気が入ります。

実際に僕もファイナルファンタジーとか全クリできずに終わってるのが多い気がします。

ゲーム設計者としては、いかに最後まで飽きさせることなくゴールに導くか?

が大事だそう。

例えばFFやドラクエで、強敵ばかりの際どい闘いが続くと、ゲームとはいえ緊張状態が続いてすごい疲れませんか?

日常の仕事と同じかもしれません。

緊張し続けると疲れる。

だから緩和できるシーンが必要。

そこで例えばドラクエで出てくるのが「ぱふぱふ」や「カジノ」。

めっちゃ緊張緩みますよね。

最後までゲームをし続けてもらうために、「え、このゲームにこれありなの!?」とタブーを設計に組み込むのも重要だそうです。

体験を提供している方はぜひ。

特に印象に残ったことのみを紹介しましたが、ゲームがどんなふうにどんな意図を持って設計されているか?

意図的にどんな体験を作り出そうとしているのか?

そんなことを代表的なゲームを通じて書いてるので面白かったです!

僕も自分の取り組みに当てはめたら、どんなことができるかな?と置き換えて考えることができることがたくさんありました。

何か自身でサービスを提供したり、イベントを企画するような方にはすごく参考になると思います(^^)