どーも、冨安です。
あけましておめでとうございます。無事新年を迎えることができありがたいです。
今年も淡々とブログを更新していきますのでよろしくお願いいたします。
去年は2017年から上山に移住して上山2年目。自分で稼ぎながら棚田のことをやるというスタイルになった1年でしたが、失敗したなと思うことが多い年でした。
うまく仕事を回すことができず、生活が貧して目先の稼ぎに追われてひたすらバイトをする結果になりました。
特に後悔してることはないのですが、今や去年の状態にならないように今年はチャレンジしていきたいと思ってる次第です。
去年のドローンツーリズムのゆくえ
去年やってみたことの1つがこちら。
ドローンを主に観光に使ってみようという企画です。
ドローンを飛ばし始めたころから、どの地域でも気軽に空からの景色楽しめたらもっと地方の魅力は増すんじゃないかと思っていて、2017年の秋ごろにアイデアを実現するため資金調達でクラウドファンディングを行いました。
ドローンで「空のツーリズム」を作り、上山が誇る棚田の魅力を伝えたい! – FAAVO岡山
去年は状態的にサービスとして提供できるようにトライしてみました。
結果として需要や可能性があることはわかったけど、この価格帯やすべて一人でやる去年のやり方だと続かないと思いました。
金銭的に続くやり方を考えないと生活もモチベーションも保てないというのが去年やって分かったことです。
結果として目先のお金に追われる貧すれば鈍する状態に今もなおなっています。
どんな需要があるか?提供してる価値はなにか?
家族連れや友達同士、ドローンに興味がある人、子供の夏休みの体験などの需要がありました。ドローンスクールに行くほどドローンに興味ないけどちょっと遊ぶくらいやってみたい
週末イオンにも飽きたしなんかないかなー?てアクティビティを探してるような層にちょうどフィットするのかなと思います。
2つの価格帯の異なるコースを用意してみて、ドローンを観光に使うとしたらターゲットとやり方が異なる2つのパターンが考えられます。
1つ目の1000円という安い価格帯でやるケース。これはすでに多くの旅行者が集まるような観光スポットならありだと思いました。
お金もとらなくていいかもですが、人が集まる観光スポットにサクッと空からの景色を見てもらうアクティビティがあるイメージです。
上山のような観光地でない場合は、すでに人が集まる基盤がある温泉施設での導入は例えばありかと。
僕が主にやってたのは2〜3時間で5000円の方でした。
提供してる価値は上山やドローン、僕という媒体を通じて、人の笑顔を創ることや楽しい時間体験を創ることです。
そのため来られる方をみて、どんなことをしたらいいかその場で考えて対応してました。
ご家族で来られていれば、例えばドローンの操作を僕が教えるのではなく子どもがご両親に教える、両親が子どもに教える
というシーンや関係性を作ることができれば、それはここだから生まれる価値であり時間です。いかにここでしかできないコミュニケーションや関係性を創るか、振り返るとここはとても大事なとこだと感じてます。
だから来ている方がどんな関係性かって結構見てたかもです。
人によりドローン操作をやりたい人、操作よりも撮られたい人、子どもにいい機会になればと考えてる人
需要は様々ななかで型をつくらずにやってました。
これはやっててもめっちゃ楽しかったですね(^^)
ですのでやってることは旅行代理店みたいな要素もあるかもですね。個人に最適になるような体験を上山やドローン、僕を通じてしてもらうこと。
たまたま手段がドローンだった感じです。
僕としてはドローンを通じて
①上山という地域を知ってもらうこと
②新しいテクノロジーに触れてもらうこと
③ ①、②を通じて楽しい時間や笑顔を創ること
特に③が一番のゴール。③がゴールになるとしたらドローンにこだわらない視点でやってことが大事かなと思っています。
何が問題だったか?
来てくれた方に提供できた価値は自信があります。
一方で進め方は抜本的に変えないと、全くもって成り立たないと思いました。
問題をざっくり上げるとしたら
①一人でやっていたこと
②価格帯
です。旅行者向けの取り組みで問い合わせは、土日祝日の天気がいい日です。
ドローンの台数、バッテリー、一人でやっていたなどの問題から午前午後でそれぞれ一組ずつしか対応ができませんでした。
そのため日程の調整が難しいパターンが多かったです。
設備投資もいるし、何人かチームでやっていくことを考えないと続かないと思いました。
また価格帯もこれでは僕自身がなかなか続かず、これにフルコミットするつもりでやらないと軌道にも乗らないと思いました。
いかに小遣い稼ぎの域を脱するか。
これまでの発想を変える必要があると感じています。
ドローンは主役ではない。重要なのは地域のなかにどう当てはめるか。
大事なポイントとして観光でドローンを使うとしたら、ドローンは主役ではないことです。
空からの景色を気軽に見れて、俯瞰的に地域のことを伝えられること。
日本の地域は残念ながら車で走っても、何が魅力でどんな地域か分からないまま去ってしまう地域がとても多いです。
もし例えば全国の市町村に空からの景色を楽しめて、その町の魅力を伝えてくれるガイドがいたら日本の地域はもっと面白くなると思っています。
そこでドローンはリアルの旅行者に対して、地域のことを伝える1つの手段になると常々思っています。
ドローンができることは俯瞰的に地域のことを伝えることです。
この場合想定するターゲットはドローンスクールや体験会に行く層とは全く異なる層です。
ドローン単体では飽きます。地域でいろんな体験要素があるなかでドローンをうまくはめ込むことが大事。
今年やりたいこと
今年は去年失敗したことを踏まえて、ドローンツーリズムの持続可能な形を確立させたいと思っています。
なぜこれをやりたいか?
といえば他に本気でやってる人が日本にほとんどいないからです。僕がずっとローカルなとこでやってるのもあります。
ドローンは多方面で活用が進んでいてテクノロジーの進化もはやい。2年前と今では市場も全く異なり、流行り廃りもはやい業界だと思います。
ドローン☓観光って相変わらず、まだ市場がないような領域。ローカルのドローンプレイヤーが少ないのと儲かりづらいからですかね。
同じような発想でやってることを知ってるのはシアンさんくらい。
ドローン×観光、全く新しい空の周遊アクティビティ「鎌倉 空力車」サービス開始!|株式会社シアンのプレスリリース
ドローンを飛ばし始めた2年半くらい前から地域で活躍するんじゃないかってことは考えていて、形になるスピードは遅いですが今年は持続可能にやれるようにやっていきます。
どうすればいいか?
というとこが見えてないとこだらけなので春までにリスタートできるように、冬期間に準備を進めていきます。
これまでの発想の延長外のことが必要で、多方面で相談させてもらうことがあるかと思いますので、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。